【新華社広州8月14日】中国広東省には中華白イルカ(ピンクイルカ)自然保護区が6カ所あり、うち湛江市の雷州湾には世界で2番目に大きな中華白イルカの個体群が生息している。7月中旬、同湾に生息する「陳氏社群」と呼ばれる群れで、赤ちゃんイルカ1頭が誕生した。長年にわたり中華白イルカを追跡調査している中国科学院深海科学工程研究所の林文治(りん・ぶんち)副研究員によると、同研究所の研究チームは昨年以降、同海域で新たに10頭以上の赤ちゃんイルカを確認したという。
湛江市ではここ数年、海洋環境の改善を継続しており、「海の国宝」と呼ばれる中華白イルカの繁殖と生息を守っている。(梁恩助、関子軒、李琅、関仕成)