中国、カナダ産菜種・合成ゴムなどの反ダンピング暫定裁定を発表

中国、カナダ産菜種・合成ゴムなどの反ダンピング暫定裁定を発表

新華社 | 2025-08-13 09:44:00

中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京8月13日】中国商務部の報道官は12日、商務部が同日に暫定的な反ダンピング措置に関する二つの暫定裁定を発表し、カナダ企業の菜種のダンピング率を75・8%、合成ゴムのハロゲン化ブチルゴムのダンピング率を26・2%~40・5%と認定したと明らかにした。

 同報道官は次のように述べた。商務部は2024年9月9日、同部が主導する形でカナダから輸入する菜種に対する反ダンピング調査を開始した。また、2024年9月14日には国内産業の申請を受けてカナダなどから輸入するハロゲン化ブチルゴムに対する反ダンピング調査を開始した。

 同報道官は次のように表明した。商務部が公平、公正、公開、透明の原則に基づき、中国の関連法律法規と世界貿易機関(WTO)の関連規則を厳格に順守して調査した結果、調査対象にダンピングがあり、国内の関連産業が実質的損害を被り、ダンピングと実質的損害の間に因果関係があることが予備証拠により示された。

 ハロゲン化ブチルゴムの暫定裁定によると、調査期間中にインドから輸入した調査対象品については、同期間の輸入ハロゲン化ブチルゴムの総量に占める割合が3%より低いことから、反ダンピング条例第9、27条に基づき、調査を打ち切った。

 二つの暫定裁定によると、国内輸入業者は今月14日以降、カナダ産の菜種、カナダと日本産のハロゲン化ブチルゴムを輸入する場合、暫定裁定で定めた比率で中国税関に保証金を納付しなければならない。

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