8日、2025世界ロボット大会の会場で、巨大なロボット像の前を通り過ぎる人たち。(北京=新華社記者/魏夢佳)
【新華社北京8月12日】中国北京市で開催中の2025世界ロボット大会(8月8日~12日)には、国内外のロボット企業200社余りが1500点以上の製品を出展し、初公開の新製品も100点以上含まれる。中でも人型ロボット製品の研究開発を手がける企業は50社に上り、同様の展示会で最多となった。
大会で開かれたフォーラムで人型ロボットの将来の応用シーンを紹介した中国電子学会の徐暁蘭(じょ・ぎょうらん)理事長は「人型ロボットは今後、製造業高度化の重要な『エンジン』になるだけでなく、高齢化社会の圧力に対する重要な支えにもなる」と指摘。人口の高齢化に伴う介護スタッフ不足のほか、子どもの世話やハウスクリーニング、日常的な補助など家庭のニーズも高まっているとし「人型ロボットはこれらを強力に支援できる」と語った。
8日、2025世界ロボット大会の会場で、果実を使ったあめ菓子「糖葫蘆(タンフールー)」作りを実演するロボット。(北京=新華社記者/魏夢佳)
北京のロボット開発企業、北京大艾機器人科技のブースでは、一般向けに開発した複数のウエアラブル外骨格ロボット製品が注目を集め、試着をする人が引きも切らなかった。
創業者の帥梅(すい・ばい)氏は、同社のヘルスケア向けロボットは国内300以上の提携病院に導入されており、一般向けに新たに発売した外骨格型歩行支援ロボットも好評を得ていると紹介した。
徐氏は、人型ロボットは研究室での技術的飛躍から産業化に向けた応用へ移行する重要な段階にあるとし、今後は各業界に大きく前向きな影響をもたらし、人とロボットが共創的に価値を生み出す新たな時代をけん引するとの見方を示した。(記者/魏夢佳)
8日、2025世界ロボット大会の会場で、ロボットと握手をする女性。(北京=新華社記者/魏夢佳)
8日、2025世界ロボット大会の会場で、仕分けスキルを実演するロボット。(北京=新華社記者/魏夢佳)
8日、2025世界ロボット大会で展示されたかわいらしいロボット。(北京=新華社記者/魏夢佳)
8日、2025世界ロボット大会の会場で、サッカーをする2台のロボット。(北京=新華社記者/魏夢佳)
8日、2025世界ロボット大会の会場で、中国伝統楽器の揚琴とドラムを演奏するロボット。(北京=新華社記者/魏夢佳)
8日、2025世界ロボット大会の会場で、北京大艾ロボット科技のウエアラブル外骨格ロボットを体験する人。(北京=新華社記者/魏夢佳)
8日、2025世界ロボット大会の会場で、来場者に軽食を提供するロボット。(北京=新華社記者/魏夢佳)
8日、2025世界ロボット大会の会場で、来場者に自己紹介するロボット。(北京=新華社記者/魏夢佳)