新華社シンクタンク、生態文明建設に関する報告書を共同発表

新華社シンクタンク、生態文明建設に関する報告書を共同発表

新華社 | 2025-08-10 17:29:15

新華社国家ハイエンドシンクタンクと習近平生態文明思想研究センターが共同で発表した報告書「緑水青山が描く美しい画巻-生態文明建設での中国のイノベーションと世界的意義」。(北京=新華社記者/陳曄華)

 【新華社北京8月10日】新華社の政策研究組織「国家ハイエンドシンクタンク」と習近平(しゅう・きんぺい)生態文明思想研究センターは10日、北京で「緑水青山が描く美しい画巻-生態文明建設での中国のイノベーションと世界的意義」と題する報告書を共同で発表し、シンポジウムを開催した。

 報告書は「緑水青山こそ金山銀山」(豊かな自然は金銀同様の価値がある)が中国の生態文明建設を象徴する独自の理念であり、人と自然、人と人、人と経済・社会の調和という多層的な価値観の追求を体系的に示すとともに、中華民族独自の哲学思考や文化の根底、言語の魅力を表していると指摘。中国はこの20年、「緑水青山こそ金山銀山」理念の科学的指針の下、環境保護を発展の絶対的な基準として「緑水青山」に秘められた生態的優位性を「金山銀山」へと転換することに努め、良好な生態環境を経済・社会が持続的かつ健全に発展するための支えとし、世界が注目する生態系の奇跡とグリーン(環境配慮型)発展の奇跡を生み出したと論じた。

新華社国家ハイエンドシンクタンクと習近平生態文明思想研究センターが共同で発表した報告書「緑水青山が描く美しい画巻-生態文明建設での中国のイノベーションと世界的意義」。(北京=新華社記者/陳曄華)

 報告書はまた、「緑水青山こそ金山銀山」の理念が中国のものであると同時に世界のものでもあると強調。中国は共産党第18回全国代表大会(党大会、2012年11月)以降、同理念を積極的に発信、紹介し、地球生命共同体の構築を強力に進め、グローバル環境ガバナンスに深く参画してきたとし、人類運命共同体の共同構築と人類の持続可能な発展に中国の知恵や解決策、力を提供し、クリーンで美しい世界の共同建設に向けて青写真を描いたと指摘した。

 報告書の全文は約1万6千字。ウェブサイトや学術誌、ソーシャルメディアなどを通じ、中英2カ国語で世界に向けて発表された。

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