【新華社フフホト8月9日】中国内モンゴル自治区バヤンノール市にあるバヤン油田で、二酸化炭素(CO2)を回収、利用、貯留する「CCUS」プロジェクトによるCO2注入量が累計7万トンを突破した。同自治区での大型CO2利用・貯留拠点の本格的な稼働を示す節目となった。バヤンノール市政府が明らかにした。
CCUSは、温室効果ガスの大気への排出を減らし、地球温暖化に対応するための重要な手段とされる。
バヤン油田は節水と炭素削減の目標を達成するため、2020年からCO2を活用した原油採掘に取り組んできた。地下の油層構造に応じて3カ所のパイロットテストエリアを設置し、40本を超える油井を対象に、1日当たり500トン以上のCO2を注入している。(記者/李雲平、王立強)