カンボジア・タイ国境紛争の解決へ引き続き役割果たす用意　中国外交部

中国外交部。（北京＝新華社記者／李賀）

　【新華社北京８月８日】中国外交部の報道官は７日、カンボジアとタイの国境問題を話し合う総合国境委員会（ＧＢＣ）の特別会議が同日、マレーシアのクアラルンプールで開かれ、双方は停戦監視メカニズムとその後の手配について合意し、中国も会議への出席を招請されたと報じられたことに関して、中国は公正かつ公平な立場を堅持し、引き続き建設的な役割を果たす用意があると表明した。

　報道官は次のように述べた。カンボジアとタイの両首脳が７月２８日にクアラルンプールで会談した際の合意に基づき、両国はＧＢＣの特別会議を開催し、停戦実施体制や監視メカニズムと今後の対応について合意し、有効な停戦と恒久的な平和の基礎を固めた。中国はこれを歓迎する。

　現在、カンボジア・タイ国境情勢は緩和に向かいつつあり、対話と協議が紛争解決の正しい道であることを十分示している。中国は公正かつ公平な立場を堅持し、カンボジアとタイが意思疎通を強化して対立を適切に解決することを支援し、「東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）方式」による政治的解決の推進を支持して、カンボジア・タイ国境紛争の平和的解決に向け、引き続き建設的な役割を果たす用意がある。