中国のモウコノウマ個体数が900頭超す

中国のモウコノウマ個体数が900頭超す

新華社 | 2025-08-08 23:46:00

 7月29日、新疆ウイグル自治区野生馬繁殖研究センターに生息するモウコノウマ。(ドローンから、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 【新華社ウルムチ8月8日】中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市で6日、モウコノウマ復帰40周年イベントが開催され、国内のモウコノウマの個体数が900頭を突破、世界全体の3分の1を占めていることが明らかとなった。最新のデータによると、野生復帰地は同自治区、甘粛省から内モンゴル自治区や寧夏回族自治区などに広がり、かつて絶滅寸前だった種が再び中国の大地で息を吹き返している。

 中国は1985年、野生馬の「復帰」計画を開始、地球上に現存する唯一の野生馬、モウコノウマを海外から移送し、新疆ウイグル自治区と甘粛省に繁殖拠点を設立した。

 新疆ウイグル自治区ウルムチ市の空港に到着したドイツから移送した6頭のモウコノウマ。(2005年9月撮影、ウルムチ=新華社配信)

 新疆ウイグル自治区のカラマイリ山有蹄類野生動物自然保護区は長年にわたり、独特の地理的、生態学的優位性を生かして、モウコノウマ繁殖と生息の中心的な拠点となってきた。地元では、科学的な保護対策を通じて、専門的なモニタリングシステムの構築、生息環境の整備、野生復帰の継続的な推進に取り組み、個体数を着実に増やしてきた。

 絶滅の危機から個体数の回復へと至ったモウコノウマ保護の成果は、中国の野生動物保護事業の生き生きとした縮図といえる。各方面は今後、科学的な保護と持続可能な発展の理念に基づき、モウコノウマ保護事業を引き続き推進していく。(記者/関俏俏、丁磊)

 新疆ウイグル自治区のカラマイリ山有蹄類野生動物自然保護区で間もなく野生に帰す馬を大きな囲いに入れ野生環境に慣れさせる職員。(2021年9月1日撮影、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 6日、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で開催されたモウコノウマ復帰40周年イベント。(ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 7月29日、新疆ウイグル自治区野生馬繁殖研究センターに生息するモウコノウマ。(ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 7月28日、新疆ウイグル自治区のカラマイリ山有蹄類野生動物自然保護区に生息するモウコノウマ。(ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 寧夏回族自治区の賀蘭山国家級自然保護区に生息するモウコノウマ。(7月16日撮影、銀川=新華社配信/張赫凡)

 7月29日、空から見た新疆ウイグル自治区野生馬繁殖研究センター。(ドローンから、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 7月29日、新疆ウイグル自治区野生馬繁殖研究センターでモウコノウマに餌を与える職員。(ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 7月28日、新疆ウイグル自治区のカラマイリ山有蹄類野生動物自然保護区を歩くモウコノウマ、コウジョウセンガゼル、モウコノロバ。(ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 7月28日、新疆ウイグル自治区のカラマイリ山有蹄類野生動物自然保護区で赤外線カメラを設置する職員。(ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 6日、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で開催されたモウコノウマ復帰40周年イベントで写真展を見学する来場者。(ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 甘粛省敦煌市の西湖国家級自然保護区に生息するモウコノウマ。(7月17日撮影、敦煌=新華社配信/張赫凡)

 内モンゴル自治区の大青山国家級自然保護区に生息するモウコノウマ。(7月14日撮影、包頭=新華社配信/張赫凡)

 新疆ウイグル自治区野生馬繁殖研究センターに移送される11頭のモウコノウマ。(1986年12月撮影、ウルムチ=新華社配信)

 7月28日、新疆ウイグル自治区のカラマイリ山有蹄類野生動物自然保護区で水飲み場の水位を確認する職員。(ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 7月28日、新疆ウイグル自治区のカラマイリ山有蹄類野生動物自然保護区を疾走するモウコノウマ。(ドローンから、ウルムチ=新華社記者/丁磊)

 7月28日、新疆ウイグル自治区のカラマイリ山有蹄類野生動物自然保護区で水を飲むモウコノウマとモウコノロバ。(ウルムチ=新華社記者/丁磊)

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@news.cn までご

連絡ください。