浙江省杭州市で開催された第3回世界デジタル貿易博覧会で、「黒神話:悟空」のブースでゲームを試遊する来場者。(資料写真、杭州=新華社記者/薛臣)
【新華社上海8月7日】中国音像・デジタル出版協会はこのほど、上海市で開かれた中国国際デジタル娯楽産業大会ハイレベルフォーラムで、「2025年1~6月中国ゲーム産業報告」を発表した。ゲーム市場の1~6月の実質売上高は前年同期比14・1%増の1680億元(1元=約21円)に上り、再び過去最高を更新した。ゲームユーザーは6億7900万人に迫った。
1~6月のゲーム産業は活況が続き、有利な政策が続々と発表され、技術イノベーションが進み、グローバル化が継続的に推進された。下半期(7~12月)は多くの大型新タイトルの発表が予定されており、市場は増勢を維持するとみられる。
特筆すべきは、中国文化の創造力とイノベーション力の持続的な強化を受けて、世界中のプレーヤーの間で中国発の独自開発ゲームの人気が高まり続けている点だ。統計によると、中国企業が独自に開発したモバイルゲームの1~6月の海外実質売上高は11・0%増え、95億ドル(1ドル=約148円)を超えた。主要な海外市場では、米国がシェア32・0%で首位、日本が2位、韓国が3位となった。欧州市場ではドイツ、英国、フランスが上位に入った。