中国、輸入牛肉のセーフガード調査を3カ月延長

中国、輸入牛肉のセーフガード調査を3カ月延長

新華社 | 2025-08-06 21:02:00

中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京8月6日】中国商務部は6日、輸入牛肉に対するセーフガード(緊急輸入制限)措置に関する調査を3カ月延長すると発表した。

 商務部は2024年12月27日、セーフガード措置条例に基づき、輸入牛肉に対するセーフガード措置の立件調査の開始を発表した。商務部の報道官は今回の延期決定について、調査量の多さと案件の複雑さを理由に挙げ、中国の法律と世界貿易機関(WTO)のルールに基づき、調査期限の3カ月延長を決めたと説明した。新たな調査期限は2025年11月26日となる。

 報道官は、牛肉に対するセーフガード措置の立件調査が始まって以降、商務部は法定手続きに基づき調査を進め、アンケートや公聴会、実地調査などを通じて証拠資料を収集するほか、利害関係者の意見を幅広く聴取し、調査の客観性と公正性を確保してきたと強調。同案件は各方面の幅広い関心を集め、輸出国・地域の政府や業界団体、生産者、および国内の業界団体、飼育業者、輸入業者などから大量のデータや資料の提出があったとし、現在は調査機関が各方面の意見や資料を包括的に審査し、セーフガード実施要件を満たすかどうかを慎重に評価していると説明した。

 調査機関は引き続き法に基づき調査を進め、調査結果をもとに客観的かつ公正な裁定を下すとし、中国は各方面との意思疎通を保ち、健全で安定した国際貿易環境を共同で守っていくと表明した。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@news.cn までご

連絡ください。