【新華社貴陽8月5日】中国貴州省黔東南(けんとうなん)ミャオ族トン族自治州岑鞏(しんきょう)県で、種もみ用の水稲が収穫期を迎えている。地元農家は晴天を逃さず、機械を使った収穫作業を進めている。
岑鞏県は国内有数の種もみ産地。今年は契約栽培方式で約2820ヘクタールの水田を作付けし、生産量は約8760トンと見込まれる。これは約60万ヘクタール分の稲作需要を満たす規模で、生産額は2億6千万元(1元=約21円)を超える見通しだ。
同県産の種もみは現在、国内10以上の省に出荷されるほか、東南アジアにも輸出され、貴州省の代表的な農産輸出品となっている。(記者/李昌焯、周燕、李慧娟、楊焱彬)