トーチ「綻放」。(深圳=新華社記者/梁旭)
【新華社深圳8月4日】中国の第15回全国運動会、第12回全国障害者スポーツ大会、第9回スペシャルオリンピックス(SO)の聖火トーチ「綻放(たんほう、花が咲くの意)」が2日、正式に発表された。また、表彰式で使用される音楽と衣装、障害者大会およびSOのメダル「同心暖」も披露された。全国運動会は11月9日から、障害者スポーツ大会とSOは12月8日から、それぞれ広東省、香港特別行政区、マカオ特別行政区の3地域で開催される。
トーチ「綻放」のデザインチーム責任者、何也(か・や)氏によると、核心デザイン理念は「交流と融合」「共同繁栄」だという。トーチ先端の燃焼部は大会エンブレムを模した「波」型の造形で、本体は流線形の金属構造。底部にはボタンの花があしらわれている。素材は高強度の3Dプリント製ステンレスと耐熱アルミニウム合金が用いられ、全体は金色で、高さ760ミリ、燃焼部の最大幅125ミリ、グリップ部の最小直径52ミリ、重さは1・6キロとなっている。
2日、第15回全国運動会、第12回全国障害者スポーツ大会、第9回スペシャルオリンピックスのマスコット。(深圳=新華社記者/梁旭)
三つの大会で使用される聖火ランタンは「星火築夢」と名付けられた。中央部は高温に耐える高透過ガラスと、広東・香港・マカオの3地域を象徴する3本の柱によって聖火展示部分が構成されている。採火盆は「鼎盛同心」または「同心鼎」と呼ばれ、古代の磁器の「花觚(かこ)」に着想を得たデザインとなっている。(記者/霍思穎、趙紫羽)
2日、イベントで正式に発表された聖火ランタン。(深圳=新華社記者/梁旭)