7月25日、吉迪村で観光客にマツタケ採取を実演する春批さん。(昆明=新華社記者/高咏薇)
【新華社昆明8月3日】中国雲南省デチェン・チベット族自治州シャングリラ市にあるチベット族の村、吉迪村は7月、キノコ採りのシーズンを迎えた。マツタケの産地として知られる同村では、マツタケを採取、販売する「マツタケハンター」が早朝から夜遅くまで忙しい日々を送っている。
マツタケハンターの春批さんは1990年同村に生まれ、5歳から家族と山へマツタケ狩りに行くようになった。2017年に学校を卒業すると地元に戻り、村で最も早く電子商取引(EC)を活用してマツタケを販売する若者の一人になった。春批さんは実際の行動により故郷を変え、19年に同村村民委員会の副主任に当選した。
7月24日、シャングリラ市のマツタケ取引市場で、箱詰めされた吉迪村産マツタケを撮影する業者。(昆明=新華社記者/高咏薇)
春批さんはここ数年、マツタケの品質向上に専念するとともに、独自のブランドを構築している。春批さんの働きかけを受け、村は昨年、オフライン取引やライブ配信、冷蔵鮮度保持の機能を集約したマツタケ取引市場を建設した。マツタケの販路が広がり、国内だけでなく日本や韓国などにも輸出されるようになった。24年の取引量は300トンに上った。
春批さんは「吉迪村をマツタケ狩りのスポットにし、村民とともに豊かになりたい」と意気込んだ。
7月25日、吉迪村のマツタケ取引市場で、マツタケを車に積み込む春批さん(中央)。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月24日、シャングリラ市のマツタケ取引市場で、吉迪村産マツタケをライブ配信で紹介する配信者。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月25日、吉迪村でマツタケ狩りを体験する観光客。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月24日、シャングリラ市のマツタケ取引市場のブースで、吉迪村産マツタケの仕分けを行う春批さん(左から2人目)と業者。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月24日、シャングリラ市のマツタケ取引市場で、吉迪村産マツタケを箱詰めする業者。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月25日、吉迪村でマツタケを探す村民。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月25日、吉迪村に自生するマツタケ。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月25日、吉迪村のマツタケ取引市場。(ドローンから、昆明=新華社記者/高咏薇)
7月25日、吉迪村で採取したマツタケを見せる村民。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月25日、吉迪村でマツタケを採取する村民。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月24日、シャングリラ市のマツタケ取引市場で、マツタケをライブ配信で紹介する配信者。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月24日、吉迪村で村民とマツタケの仕分けを行う春批さん(左)。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月25日、吉迪村で採取したばかりのマツタケを味わう観光客。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月24日、シャングリラ市のマツタケ取引市場で、吉迪村産マツタケを箱詰めする業者。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月25日、吉迪村のマツタケ取引市場で、マツタケを車に積み込む買取業者。(昆明=新華社記者/高咏薇)
7月24日、空から見た吉迪村。(ドローンから、昆明=新華社記者/高咏薇)