記者会見に臨む中国外交部の郭嘉昆報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京7月31日】中国外交部の郭嘉昆(かく・かこん)報道官は30日の記者会見で、中日両国間で「中国における日本の遺棄化学兵器の廃棄に関する覚書」が署名されてから26年になることを受け、日本の化学兵器は今も中国人民の生命と財産、生態環境の安全にとって大きな脅威になっていると指摘、あらゆる面、全ての段階で遺棄化学兵器の処理を加速させ、中国人に一日も早く清らかな土地を返すよう日本に求めた。
郭氏は次のように述べた。今年は中国人民の抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利80周年に当たる。中日両政府が中国国内の日本の遺棄化学兵器廃棄に関する覚書に署名して今日で26年になるが、日本が遺棄した化学兵器は今も中国人民の生命と財産、生態環境の安全にとって大きな脅威となっている。
日本は歴史問題で逃れることのできない責任を負っている。中国は日本に対し、中国と国際社会の関心を真摯に受け止め、侵略の罪責を深く反省し、約束を厳守し、各方面での取り組みを確実に拡大し、あらゆる面、全ての段階で遺棄化学兵器の処理を加速させ、中国人に一日も早く清らかな土地を返し、国際社会に正義を回復するよう促す。