100年伝わる硋器作りの伝統と革新 中国福建省周寧県

100年伝わる硋器作りの伝統と革新 中国福建省周寧県

新華社 | 2025-07-24 17:34:45

 17日、周寧県浦源鎮鯉魚渓風景区の民俗館で、伝統的な硋器作りの技を実演する肖家漲さん(右)。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 【新華社寧徳7月24日】硋器(がいき)は、陶器と磁器の中間の性質を持つ黒い焼き物で、中国南部で生活用品として広く使われている。福建省寧徳市周寧県では、清の道光年間(1821~50年)に製造が始まり、約200年の歴史を持つ。浦源鎮萌源村の月山古竜窯には、硋器作りを受け継いで7代目となる肖家漲(しょう・かちょう)さんがいる。

 肖さんは14歳で硋器作りを始め、以来、58年にわたり月山古竜窯で製作を続けている。十数年前に帰郷した息子の永燦(えいさん)さんも、父と共に技術の継承と革新に励んでいる。

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯の工房で、素地を運ぶ肖家漲さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 硋器の製造は、粘土作りから始まり、成形や乾燥、施釉、窯詰め、焼成など煩雑で緻密な工程を経て完成する。茶器や塩壺、酒樽など素朴な美しさを備えた製品は多くの人に親しまれ、周辺の県だけでなく、浙江、広東、江蘇、上海、四川などの省市に出荷されている。(記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯の工房で、伝統的硋器を製作する肖家漲さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 17日、周寧県浦源鎮鯉魚渓風景区の民俗館で、伝統的な硋器作りの技を実演する肖家漲さん(奥左端)。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯の工房で、見学に来た華僑大学の学生(右端)にろくろ成形を実演する肖家漲さん(右から2人目)。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯の工房で、伝統的硋器の素地を整える肖家漲さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯の工房で、素地に施釉する肖家漲さん(左)と息子の永燦さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯で、焼き終わった硋器を窯から取り出す肖家漲さん(左)と息子の永燦さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯の工房で、伝統的硋器の素地を整える肖家漲さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯で、見学に来た華僑大学の教員や学生に硋器作りを解説する肖家漲さん(右端)。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯の工房で、粘土を練る肖家漲さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯の工房で、硋器を成形する肖家漲さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯で、見学者に伝統的な硋器について説明する肖家漲さん(左)。(ドローンから、寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯で、焼き終わった硋器を窯から取り出す肖家漲さん(奥)と息子の永燦さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯で、焼き終わった硋器を紹介する肖家漲さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯で、展示用の伝統的硋器を並べる肖家漲さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

 18日、周寧県浦源鎮萌源村の月山古竜窯の工房で、硋器を成形する肖家漲さん。(寧徳=新華社記者/姜克紅)

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