急成長続ける越境ＥＣ産業　中国・新疆コルガス市

　【新華社ウルムチ７月２３日】中国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州コルガス市商務局はこのほど統計を発表し、今年上半期（１～６月）、コルガスの越境電子商取引（ＥＣ）貿易額は２８９億９９００万元（１元＝約２１円）に達し、過去最高を記録したと明らかにした。取引範囲はアジアと欧州の１４カ国・地域に及び、取扱品目は当初の日用品やアパレルから新エネルギー関連製品、機械部品などの工業製品に拡大している。

　新疆自由貿易試験区コルガスエリアは、「先行先試」（先に試み、先に行う）という制度改革の優位性を生かし、ハイレベルな開放と質の高い発展という目標を掲げ、企業誘致を的確に進め、きめ細やかなサービスを提供することでプロジェクトの質、成果の向上に全力で取り組んできた。コルガス総合保税区の越境ＥＣ産業パークには現在、４５社の企業が進出しており、「世界中から買い、世界中に売る」という優位性と潜在力が強化、発揮され続けている。（記者／張嘯誠、馮海森）