コロンビアのクンディナマルカ州ファカタティバ市にある花卉栽培ハウスで花を加工する従業員。(6月6日撮影、ファカタティバ=新華社配信)
【新華社コロンビア・カリ7月21日】コロンビア貿易投資観光促進機構のニコラス・メヒア副局長はこのほど、新華社のインタビューに応じ、中国市場はコロンビアが「優先的に考慮する必要のある」重要な場所で、中国との協力強化はコロンビアのチャンスの窓を開くと語った。
世界的に有名なコーヒーだけでなく、コロンビアは今、アボカドや生花、化粧品、パーソナルケア製品など多様な商品を中国市場に売り込んでいる。今年11月に上海で開催される「第8回中国国際輸入博覧会」にも参加予定で、中国の消費者と協力パートナーに南米の魅力を全面的にアピールするという。
同氏によると、中国との協力がもたらすチャンスはモノの貿易分野だけでなく、投資や技術、ノウハウの共有分野にもある。中国によるコロンビアのインフラ建設やエネルギー転換への参画は極めて重要で、資金だけでなく、技術や経験の共有にも役立っている。
コロンビアのクンディナマルカ州ファカタティバ市で行われたプロジェクトの起工式で、古いレールを撤去する作業員。(6月17日撮影、ファカタティバ=新華社配信)
中国との協力チャンスを捉えるには、両国間の人の往来と相互接続の利便性を高めることが重要である。コロンビア政府は外交や移民などの部門と調整し、ビザやモバイル決済の円滑化を推し進め、安全保障を強化し、中国の観光客やビジネスパーソン向けにより友好的で便利、かつ安全な旅行・ビジネス環境を創出している。
国際経済・貿易構造については、コロンビアの対中戦略は長期的な発展に向けた必然的な選択であり、短期的な変化に対応する方策ではないと指摘。両国は引き続き連携し、「一帯一路」共同建設構想の下、互恵ウィンウィンと共同発展を実現していくとした。