広東省広州市増城区にある増城西駅で出発を待つ、中国とキルギス、ウズベキスタンを鉄道と道路を組み合わせて結ぶ複合一貫輸送の貨物列車「中吉烏班列」の列車。(5月12日撮影、広州=新華社配信)
【新華社北京7月21日】中国国有鉄道会社の中国国家鉄路集団は20日、上半期(1~6月)の鉄道貨物輸送量が前年同期比3・0%増の19億8千万トンだったと発表した。貨物積載車両数は1日当たり4・0%増の18万2400両となり、中国の「双循環」(国内循環と国際循環の相互連動)をスムーズにし、国民経済の安定化を力強く支えた。
越境貨物輸送も安定的かつスムーズだった。1~6月の中国と欧州を結ぶ国際貨物列車「中欧班列」は安定運行を維持し、中国と中央アジアを結ぶ「中亜班列」の運行本数は25・0%増の7349本だった。雲南省昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ「中老鉄道」の越境貨物輸送量は9・0%増の302万9千トンに上り、国際的な経済・貿易往来を力強く推進した。