中米貿易で人為的デカップリングは不可能　中国商務部

１８日、国務院新聞弁公室が開いた「第１４次５カ年規画の質の高い達成」記者会見で質問に答える商務部の王文濤部長。（北京＝新華社記者／金良快）

　【新華社北京７月１８日】中国商務部の王文濤（おう・ぶんとう）部長は１８日、国務院新聞（報道）弁公室が開いた「第１４次５カ年規画（２０２１～２５年）の質の高い達成」に関する記者会見で、中国と米国間の貿易額が１７年から２４年に大きく伸びたことを挙げ「中米の経済・貿易協力で人為的なデカップリングは不可能だ」と強調した。

　王氏は次のように述べた。中米の経済・貿易関係が幾多の風雨を経てもなお、双方は互いにとって重要な経済・貿易パートナーであり続けている。米国は２０１８年以降、一国主義、保護主義が台頭し、経済・貿易摩擦を絶えず引き起こし、一連の行為が中米間の正常な経済・貿易協力を大きく妨害し、深刻な打撃をもたらした。中米の貿易がそれぞれの貿易全体に占める割合はやや低下したものの、両国間の貿易は全体的に安定を保っている。２４年の中米間のモノの貿易額は６８８３億ドル（１ドル＝約１４９円）、サービス貿易額は１５５８億ドルで、１７年に比べそれぞれ１８・０％、３４・７％増加した。中米の経済・貿易協力には堅固な経済基盤と民意の支えがあり、人為的なデカップリングは不可能であることを事実は証明している。