【新華社フフホト7月11日】中国内モンゴル自治区シリンゴル盟で8日、全国草原保護発展改革試験区建設ならびに過剰放牧対策現地会議が開催された。
会議では、中国の草原がこの5年間にレベルの高い保護と質の高い発展という良好な傾向を示してきたことが明らかにされた。草原の総合植生被覆率は50%以上で安定し、劣化した草原の面積は年平均で5千万ムー(約333万ヘクタール)縮小した。
中国は世界一の草原面積を有する。全国の生態系保全用植物種子の供給不足が効果的に緩和されており、多年生の生態系保全用植物種子の供給能力は2万5千トンに上っている。全国的な草原政策や技術支援体制の整備が進み、1600万世帯を超える農牧民が補助金など政策による収入を安定的に得ており、草地産業の経営主体(企業や事業者)も力強く発展している。(記者/李雲平)