浙江省嘉興市南湖区新嘉街道にある月河歴史街区で京杭大運河を航行する遊覧船。(2024年4月26日撮影、嘉興=新華社記者/江漢)
【新華社北京7月11日】中国水利部は9日、北京と杭州を結ぶ京杭大運河(運河)への今年の補水作業が7月初頭に順調に完了したと発表した。補水は2月に始まり、3月21日には全線通水を実現。2022年から4年連続の全線通水となった。
同運河の渇水リスクの高い黄河以北区間では、今月1日までに累計7億8800万立方メートルが補水され、目標の1・4倍だった。大運河からは累計2億5600万立方メートルが沿線地域に引水され、地下水に代わる農業用水などとして利用された。これにより58万1400ムー(約390平方キロ)の農地で深層地下水の取水が代替され、当初目標の1・3倍となった。