11日、新華社国家ハイエンドシンクタンクが発表した報告書「人々のより良い生活のためたゆまぬ努力を-貧困脱却の成果の定着と拡大に向けた中国の実践と理論の革新」。(北京=新華社記者/陳曄華)
【新華社北京7月11日】新華社の政策研究組織「国家ハイエンドシンクタンク」は11日、「人々のより良い生活のためたゆまぬ努力を-貧困脱却の成果の定着と拡大に向けた中国の実践と理論の革新」と題する報告書を中国語と英語で世界に向けて発表した。
報告書は、中国共産党第18回全国代表大会(2012年11月)以降、中国が制度・政策・実務の各面において効果的な体制を構築し、中国の特色ある貧困削減の道を切り開くとともに、中国の特色ある反貧困理論を打ち立て、発展させてきたと指摘した。
11日、新華社国家ハイエンドシンクタンクが発表した報告書「人々のより良い生活のためたゆまぬ努力を-貧困脱却の成果の定着と拡大に向けた中国の実践と理論の革新」。(北京=新華社記者/陳曄華)
また、貧困脱却成果の定着と拡大を図り、農村振興と効果的に接続する5年間の移行期における実践を通じて、制度による再貧困化の防止、インフラの弱点補強、雇用の安定と収入の増加、産業による地域活性化、セーフティーネットの整備といったモデルが、歴史と人民の検証に耐えうるものであることが実証されたとした。さらに、貧困に打ち勝つことが可能なだけでなく、継続的で充実した支援体制を整えれば、大規模な再貧困化を回避できることを世界に示したとも論じている。
さらに報告書は、中国が発展途上国の重要な一員として「人類運命共同体」の理念を一貫して堅持し、各国の貧困削減や近代化の取り組みに知見と方策を提供していることを強調。世界各国と連携し、貧困のない素晴らしい世界の実現に向けて努力を続けているとしている。