7日、新華社のインタビューに応じるアレクセイ・ダフノフスキー代表。(エカテリンブルク=新華社記者/劉愷)
【新華社エカテリンブルク7月11日】第9回中国ロシア博覧会が7~10日の日程で、ロシア・エカテリンブルク市で開かれた。在中国ロシア通商代表部のアレクセイ・ダフノフスキー代表は博覧会について、両国の地域間協力に重要な絆(きずな)と発展のチャンスを提供していると評価した。
「われわれはすでに複数の地域間協力協定を交わしている。これらの協定は人的・文化交流をベースとして、貿易、投資、技術などの分野における実務的協力の推進へと転化していく」と明かした。両国は中国東北地区・ロシア極東バイカル地区政府間協力委員会、長江中上流域・沿ボルガ連邦管区地方協力理事会を含む体制を構築し、中国の省とロシアの地区を効果的に結びつけることで、地域間協力を推進していると説明した。
博覧会は両国間の経済・貿易協力発展の重要な場であり、開かれるのは今回で9回目だと指摘。ロシアの工業の成果を展示し、両国企業が協力を深める新たなチャンスを提供してくれるとし、両国の企業は博覧会をきっかけに引き続き協力を深化していくとの考えを示した。
今回の博覧会は「中ロ実務協力の着実な前進」をテーマに掲げる。ロシア政府・企業関係者1500人以上が参加を申し込み、185社がブースを設け、300社余りのサプライヤーやメーカーが出展している。中国の出展企業は300数社を数える。