9日、重慶団結村センター駅で発車を待つ「中欧班列」南ルート特快列車。(重慶=新華社記者/唐奕)
【新華社重慶7月11日】中国重慶市の国際貨物専用ターミナル、重慶団結村センター駅から9日正午ごろ、通信機器や自動車部品などを満載した「中欧班列」(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)が出発し、南ルート(いわゆる中央回廊)経由でトルコ・イスタンブールに向かった。
列車は新疆ウイグル自治区のコルガス口岸(通関地)からカザフスタンに出境し、カスピ海を越えてアゼルバイジャン、グルジアを通過後、トルコに到着。最終的には欧州各地にも貨物が輸送される。成都・重慶(成渝)発の中欧班列がこの中央回廊を用いて定期運行されるのは今回が初めてだ。
9日、重慶団結村センター駅を出発した「中欧班列」南ルート特快列車。(重慶=新華社記者/唐奕)
中央班列の運行や輸送管理を担う渝新欧(重慶)供応鏈管理とトルコの鉄道物流会社パシフィック・グローバル・ロジスティクスグループの共同開発による新たな物流ルートとなる。中国西部とトルコを結ぶ迅速な輸送手段として注目されている。
9日、重慶団結村センター駅で発車を待つ「中欧班列」南ルート特快列車。(重慶=新華社記者/唐奕)
9日、重慶団結村センター駅で発車を待つ「中欧班列」南ルート特快列車。(重慶=新華社記者/唐奕)