中国の技術革新、5年間で「初」の成果続出

中国の技術革新、5年間で「初」の成果続出

新華社 | 2025-07-09 20:55:45

9日、国務院新聞弁公室が開いた「第14次5カ年規画の質の高い達成」に関する第1回記者会見。(北京=新華社記者/李鑫)

 【新華社北京7月9日】中国国家発展改革委員会の鄭柵潔(てい・さんけつ)主任は9日、国務院新聞(報道)弁公室が開いた「第14次5カ年規画(2021~25年)の質の高い達成」に関する第1回記者会見で、中国が同期間に果たしたイノベーションやブレークスルーとして、象徴的な「初」の成果を具体的に挙げた。

 ▽船舶工業の先進3分野とされる空母、クルーズ船、液化天然ガス(LNG)輸送船でいずれもブレークスルーを果たした。中国初のカタパルト(射出機)を搭載した空母「福建」が進水し、初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都号(アドラ・マジックシティー)」が商業運航を開始、大型液化天然ガス(LNG)輸送船でも世界をリードしている。

 ▽中国初の宇宙ステーション「天宮」が全面的に完成し、運用を開始した。

 ▽山東省の華能石島湾高温ガス炉原子力発電所が世界初の第4世代原子力発電所として本格的な商業運転を始めた。

 ▽中国の月面探査機「嫦娥6号」が月裏側からの「サンプルリターン」を人類で初めて成功させた。

 ▽国際的な耐空基準を踏まえて自主開発した初の国産大型旅客機「C919」が商業運航を実現した。

 鄭氏は「これらの『初』は中国のイノベーションが大きなブレークスルーを遂げていることを示している」と指摘。経済のデカップリング(切り離し)やサプライチェーン分断、抑え込みや封じ込めは「中国の自立自強の決意と能力をいっそう強め、イノベーションの進展とブレークスルーを加速させるだけだ」と強調した。

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