5日、重慶市永川区で電力設備の巡回点検を行う、送電大手、国家電網傘下の国網重慶永川供電が導入したロボット犬。(重慶=新華社配信/頼小竜)
【新華社重慶7月8日】中国重慶市で3~6日、上海協力機構(SCO)映画祭2025が開催された。期間中に生じる大きな電力需要に対応するため、地元の電力部門は特別巡回点検員としてロボット犬を導入した。ロボット犬は四脚構造をしており、従来の車輪型ロボットに比べ届きにくかった場所にも容易にアクセスできるため、点検の効率が大幅に向上した。
4日、重慶市で開かれたSCO映画祭の会場を巡回点検する、送電大手、国家電網傘下の国網重慶永川供電の職員とロボット犬。(重慶=新華社配信/頼小竜)
ロボット犬は内蔵の高精度ナビゲーションシステムとセンサーによって自律歩行と位置決めを実現、事前に設定されたルートに従って正確な巡回点検を行う。第5世代移動通信システム(5G)ネットワークによるデータ伝送にも対応しており、収集した設備データをリアルタイムでデータベースにアップロードすることで作業員のデータ共有や分析がしやすくなり、電力の運用と保守に科学的根拠が提供される。作業員は遠隔制御端末を通じて点検ルートの即時調整やタスクの開始と停止、データの確認が可能で、利便性の高い管理を実現する。
バッテリーの持ちについては、内蔵された高性能電源システムにより1回の充電で3時間以上の連続作業が可能。巡回範囲は1・5キロ以内をカバーする。スマートバッテリー交換モジュールを搭載するため、巡回点検の任務が効率的かつ途切れることなく実行できる。(記者/黄偉)
4日、重慶市で開かれたSCO映画祭の会場を巡回点検する、送電大手、国家電網傘下の国網重慶永川供電のロボット犬。(重慶=新華社配信/頼小竜)
6日、重慶市永川区の科学技術撮影スタジオで、SCO映画祭の重点施設を巡回点検する、送電大手、国家電網傘下の国網重慶永川供電の職員とロボット犬。(重慶=新華社配信/頼小竜)
6日、重慶市永川区の科学技術撮影スタジオで、SCO映画祭の重点電力設備を巡回点検する、送電大手、国家電網傘下の国網重慶永川供電の職員とロボット犬。(重慶=新華社配信/頼小竜)