【新華社ウルムチ7月7日】中国新疆ウイグル自治区では、生態保護の取り組みが引き続き強化され、人々の意識も高まっている。かつて「死亡の海」と呼ばれたタクラマカン砂漠周辺の湿地帯は、今では野鳥のコロニー(集団繁殖地)へと変貌した。
砂漠北端に位置するアクス地区庫車(クチャ)市の白鳥湖生態湿地では7月に入り、野鳥のひなが歩き方を学び、親鳥が餌を与える光景が至る所で見られるようになった。
砂漠南部のバインゴリン・モンゴル自治州且末(チャルチャン)県にある達西湖では、野鳥の群れが翼を広げ一斉に飛び立つ姿や風にそよぐアシ、果てしなく広がる砂漠が織りなす光景が、砂漠の中のオアシスに躍動感をもたらしている。
国内最長の内陸河川、タリム川流域に広がる湿地や灌木林にはさまざまな渡り鳥が生息している。
バインゴリン・モンゴル自治州若羌(チャルクリク)県のタイテマ湖では、コサギやカモなど水鳥たちがたわむれ、餌を探している様子が見える。(記者/宿伝義)