【新華社北京7月6日】中国商務部の報道官は6日、欧州連合(EU)からの一部医療機器の輸入に対して中国が政府調達で制限措置を講じると決定したことについて問われ、EU側の対中制限措置を受けた「やむを得ない対等な措置」であると強調した。
報道官は次のように述べた。欧州委員会は6月20日、EUの医療機器分野における公共調達への中国企業や製品の参加を制限する措置を発表し、公共調達分野で中国企業に対する障壁を引き続き設けている。中国はこれまで何度も双方間の対話を通じ、EUと対話や協議、双方の政府調達に関する取り決めなどの方法で意見の相違を適切に解決したいとの意向を示してきた。だがEUは中国が示した善意と誠意を顧みず、なおも独断的に制限措置を講じ、新たな保護主義の障壁を築いている。このため、中国側はやむを得ず対等な制限措置を講じた。
関連措置は、中国企業の合法的権益と公平な競争環境を守るためのものだ。中国の措置は、EUから輸入される医療機器製品のみに適用され、中国国内にあるEU系企業が生産する製品には影響しない。