2日、ハルビン電機廠の工場で、ランナーの位置調整を指示する職員。(ハルビン=新華社記者/王建威)
【新華社ハルビン7月4日】中国の発電設備大手、ハルビン電気集団傘下のハルビン電機廠(黒竜江省ハルビン市)がこのほど、世界初となる単機容量500メガワット衝動型タービン発電機に使用するランナー(羽根車)の開発に成功した。中国は高落差・大容量衝動型タービン発電機の中核設備分野で、歴史的な進展を遂げた。ランナーは2日に工場から出荷された。
ハルビン電機廠が開発したランナーは、21個の精密なバケット(水を受けるカップ状の部品)からなり、外径6・2メートル、厚さ1・3メートル、重さは約80トン。同ランナーは、国家重点プロジェクトの一つで西蔵自治区の電力を外部に送る「蔵電外送」プロジェクトの中枢発電所となる扎拉(ザラ)水力発電所のタービン発電機の心臓部となり、発電機が定格出力500メガワットを発揮するための原動力となる。
2日、ハルビン電機廠の工場で行われたランナー開発成功・出荷セレモニー。(ハルビン=新華社記者/王建威)
2日、ハルビン電機廠の工場で、ランナーの溶接箇所を説明する溶接作業員。(ハルビン=新華社記者/王建威)
2日、ハルビン電機廠の工場から出荷されるランナー。(ドローンから)(ハルビン=新華社配信/劉洋)
2日、ハルビン電機廠の工場で、ランナーをバックに記念撮影する溶接作業員ら。(ハルビン=新華社記者/王建威)