3日、記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京7月3日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は3日の記者会見で、米下院が中国台湾地区の国際通貨基金(IMF)加盟支持を政府に促す「台湾非差別法案」を可決したとの報道に関し、台湾には国連や主権国家のみが参加できるその他の国際機関に参加する根拠も、理由も、権利も一切ないと強調、米国に対し「一つの中国」原則と中米間の三つの共同コミュニケを守り、法案の手続きを停止するよう求めた。
毛氏は次のように述べた。世界に中国は一つしかなく、台湾は中国領土の不可分の一部であり、中華人民共和国政府は全中国を代表する唯一の合法政府である。台湾には国連や主権国家のみが参加できるその他の国際機関に参加する根拠も、理由も、権利も一切ない。
われわれは米国に対し、「一つの中国」原則と中米間の三つの共同コミュニケを厳守し、国際法と国際関係の基本準則を順守し、関連法案の手続きを停止し、台湾問題で中国の内政に干渉するのをやめ、「台湾独立」分裂勢力に誤ったシグナルを送るのをやめるよう促す。