【新華社北京7月2日】中国の李強(り・きょう)国務院総理は、招きに応じて5~8日にブラジル・リオデジャネイロを訪れ、主要新興国BRICSの第17回首脳会議に出席する。また、エジプトのマドブリ首相の招きに応じて9~10日に同国を公式訪問する。外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は2日、定例会見で李総理の今回の外国訪問について次のように説明した。
BRICS協力メカニズムは、新興市場国と発展途上国の団結、協力に向けた現在の世界で最も重要なプラットフォームであり、平等で秩序ある世界多極化、普遍的恩恵と包摂による経済グローバル化の実現を後押しする重要な力である。今回は新メンバーのインドネシアとパートナー10カ国の加入後に開く最初の首脳会議であり、ほかにも多くの新興市場国と発展途上国、国際・地域機関の関係者が招かれて出席する。
中国は、各国と共にBRICSの戦略的パートナーシップを強固にし、多国間主義の擁護、共同発展の促進、グローバルガバナンスの整備に貢献し、「大BRICS協力」の質の高い発展を推進することに期待する。
エジプトは新中国と最も早く国交樹立したアラブ・アフリカ国家で、中国とエジプトは全面的戦略パートナーシップの関係にある。両国関係はここ数年、習近平(しゅう・きんぺい)主席とシシ大統領の戦略的リードの下で勢いよく発展し、政治的相互信頼は日増しに深まり、各分野の実務協力は実りの多い成果を上げ、多国間協力も密接かつ力強く進展している。李総理は訪問期間中、エジプトの指導者と共に中国・エジプト関係の発展、互恵協力の深化、共に関心を寄せる問題について深く意見交換する。
中国は、今回の訪問でエジプトと伝統的友情を発揚し、互恵協力を深め、中国・エジプト関係を新時代の運命共同体構築の目標に向けて絶えず前進させ、より高いレベルの中国・アラブ運命共同体を構築したいと考えている。