中国・寧夏中衛市で砂防工事完了 トングリ砂漠拡張の「出口」封鎖

中国・寧夏中衛市で砂防工事完了 トングリ砂漠拡張の「出口」封鎖

新華社 | 2025-07-01 16:20:01

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村の砂漠拡張防止プロジェクト現場。(ドローンから、銀川=新華社記者/王鵬)

 【新華社銀川7月1日】中国西部のトングリ砂漠南東縁に位置する寧夏回族自治区中衛市で進められていた砂漠拡張防止プロジェクト(「固沙鎖辺」)が6月30日、全線で貫通した。長さ153キロ、幅10~38キロの砂防帯が市内に形成され、自治区内の砂防工事は全面的に完了した。

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村の砂漠拡張防止プロジェクト現場。(ドローンから、銀川=新華社記者/王鵬)

 トングリ砂漠は中国で4番目に大きな砂漠で、内モンゴル自治区を中心に、寧夏回族自治区や甘粛省にもまたがって広がっている。南西には祁連山(きれんざん)、東には賀蘭山が連なり、その間に位置する中衛市は、砂漠の南東方向への拡大を食い止め、風砂の華北平原への侵入を防ぐ重要な地点に当たる。

 今回の工事により、トングリ砂漠の南側に広がる黄河上流域に「生態バリアー」が築かれた。砂漠の拡張抑制だけでなく、黄河の氾濫防止や地域の生態系の回復、地元の経済社会の持続可能な発展にも寄与することが期待されている。

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村の砂漠拡張防止プロジェクト現場。(ドローンから、銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村の砂漠拡張防止プロジェクト現場。(ドローンから、銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村で、わらなどを地面に格子状に埋め込んで砂の移動を防ぐ「草方格」の設置に当たる作業員。(銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村で、「草方格」の設置に使うわらをドローンで運搬する作業員。地面に格子状に埋め込み、砂の移動を防ぐ。(銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村の砂漠拡張防止プロジェクト現場。(ドローンから、銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村の砂漠拡張防止プロジェクト現場。(ドローンから、銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村の砂漠拡張防止プロジェクト現場。(ドローンから、銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村で、わらなどを地面に格子状に埋め込んで砂の移動を防ぐ「草方格」の設置に当たる作業員。(銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村で、わらなどを地面に格子状に埋め込んで砂の移動を防ぐ「草方格」の設置に当たる作業員。(銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村の砂漠拡張防止プロジェクト現場。(ドローンから、銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村で、わらなどを地面に格子状に埋め込んで砂の移動を防ぐ「草方格」の設置に当たる作業員。(銀川=新華社記者/王鵬)

6月30日、寧夏回族自治区中衛市長流水村で、わらなどを地面に格子状に埋め込んで砂の移動を防ぐ「草方格」の設置に当たる作業員。(銀川=新華社記者/王鵬)

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