中国の利益損なう取引に反対 米国と他国の関税交渉で中国商務部

中国の利益損なう取引に反対 米国と他国の関税交渉で中国商務部

新華社 | 2025-06-29 11:47:00

中国商務部。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京6月29日】中国商務部の報道官は28日、米政権関係者が関係国・地域と進めている関税交渉で一部の国と7月9日の90日間停止措置の期限前に合意に達する見通しを示したことを問われ、他国が中国の利益を犠牲にして米国といわゆる「関税減免」の協議を進める行為には断固反対する考えを示した。

 報道官は次のように述べた。米国は今年4月以降、世界の貿易相手にいわゆる「相互関税」を課している。典型的な一方的いじめ行為であり、多角的貿易体制に深刻なダメージを与え、正常な国際貿易秩序を著しく損なう。中国はこれに一貫して断固反対の立場を取ってきた。実践が証明するように、原則的立場を守ってこそ、自らの合法的権益を守ることができる。

 中国は、各方面が対等な協議を通じて米国との経済・貿易上の意見の相違を解決することを期待するが、同時に各国が常に公平と正義の側、歴史の正しい側に立ち、国際経済・貿易ルールと多角的貿易体制を断固守るよう呼びかける。中国は、いかなる国であれ、中国の利益を犠牲にして取引を成立させ、いわゆる関税減免を得ようとすることに断固反対する。もしそのような状況が起きた場合、中国は決して受け入れず、断固たる対抗措置を取り、自らの正当的権益を守る。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@news.cn までご

連絡ください。