「人民中国」70年の歩みたどる 北京で新刊出版記念シンポ

「人民中国」70年の歩みたどる 北京で新刊出版記念シンポ

新華社 | 2025-06-28 18:33:00

26日、シンポジウム会場の様子。(北京=新華社配信/王浩)

 【新華社北京6月28日】中国北京市で26日、中国外文出版発行事業局(中国外文局)傘下の日本語総合月刊誌「人民中国」の前総編集長、王衆一(おう・しゅういち)氏が編集・執筆を手がけた2冊の新刊本「惟精惟一」と「一期一会」の出版を記念するシンポジウムが開かれた。出版元の中国外文局新星出版社と同局アジア太平洋広報センターが共催し、中国と日本の学術界、メディア、文化関係者ら約60人が出席した。

26日、新刊本について語る王衆一氏。 (北京=新華社配信/王浩)

 「惟精惟一」は、創刊から70年以上にわたり「人民中国」が初心と使命を貫いてきた歩みにちなみ、中国の古典「尚書」の「大禹謨(だいうぼ)」篇から名付けられた。1953年から2023年までの同誌の歴史を時間軸に沿ってたどり、各時代の誌面を通じて中国の姿を多角的に描いている。

 「一期一会」は、1990年から2023年にかけて王氏が執筆した記事やインタビュー、評論、短評、および氏自身が受けたインタビュー記事などを精選して収録。国際広報や中日関係、翻訳実践、大衆文化など幅広いテーマを網羅している。

 「70年をまたぐ対話」と題したシンポジウムでは、王氏が2冊の企画立案から出版までの経緯を語り、編集にこめた思いを来場者と分かち合った。また中国と日本からの10人以上のゲストが、それぞれの中日関係研究や対外発信の経験と重ねながら、読後の感想や提案を述べ、活発な意見交換が行われた。

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