世界に羽ばたく中国製ハイエンド装備企業 天津市

世界に羽ばたく中国製ハイエンド装備企業 天津市

新華社 | 2025-06-25 14:00:15

 天津市東方先科石油機械の全景。(天津=新華社配信)

 【新華社天津6月25日】中国天津市武清区にある天津市東方先科石油機械でこのほど、インドネシアから訪中した顧客による検収が行われた。検収後、石油設備は輸出され、インドネシアの石油プロジェクト建設に投入される。

 中国のハイエンド装備製造企業はここ数年、「一帯一路」構想に呼応し、積極的に良質な製品を海外に輸出しており、同社もその1社となる。

 天津市東方先科石油機械の試験場でトラック搭載型掘削リグXJ350の振動ふるいの検収作業を行うインドネシアの顧客。(天津=新華社配信)

 同社は今年から、装備製造産業としてのパワー、レベルをさらに向上させ、東南アジアや中東、南米などの市場で良好な業績を収めている。積極的に「一帯一路」構想に応じる形で、同社はインドネシアなど多くの国と複数の協力プロジェクトを締結しており、掘削機や掘削リグ、掘削工具、スマート宿泊施設などの分野で、現地の石油・ガス資源開発に中国の技術力を注入している。

 試験場でインドネシアの顧客とトラック搭載型掘削リグXJ350のドリル操作ボックスの検収を行う天津市東方先科石油機械の王長春(おう・ちょうしゅん)セールスマネジャー(右端)。(天津=新華社配信)

 今回の検収で、インドネシアの顧客が最も高く評価したのは同社の技術力だった。同社は創業以来毎年、売上高の3%以上を研究開発に投資し続けている。同社の蔣治(しょう・ち)董事長は「大規模な技術開発チームとしっかりとした技術開発力は、わが社が世界のエネルギー業界で確固たる地位を築く重要な支えとなる」と語り、同社はハイエンド化、国際化の発展路線を堅持し、技術研究開発や生産能力規模、ブランド構築などにおいて急速な発展を遂げていると紹介した。

 同社の今年第1四半期(1~3月)の輸出額は2千万ドル(1ドル=約145円)に上り、各種製品は中央アジア、東南アジア諸国連合(ASEAN)、アフリカ、南米、中東など30以上の国・地域に輸出されている。(記者/毛振華、栗雅婷)

 検収のためインドネシアから訪れた顧客と会議室で記念撮影に応じる天津市東方先科石油機械の李喜録(り・きろく)総経理(中央)。(天津=新華社配信)

 展示会で外国の顧客と交流する天津市東方先科石油機械の蔣治(しょう・ち)董事長(左端)。(天津=新華社配信)

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