建設中の永川テクノロジー撮影スタジオ第2期プロジェクトとその周辺。(5月21日、ドローンから、重慶=新華社記者/王全超)
【新華社重慶6月25日】中国重慶市永川区のテクノロジー映像産業はわずか6年でゼロから立ち上がり、多くのテクノロジー映像企業が進出、急速に整備された産業チェーンを形成している。既にテクノロジー映像関連企業150社余りが集積し、2024年には営業収入が約50億元(1元=約20円)に上った。
同市の独特の地形、奥深い歴史、文化、美しい自然景観は、映像作品撮影チームに長く支持されてきた。しかし、撮影チームの多くは市内ではロケを行うだけで、編集などの仕上げの工程は基本的に市外で行っていたため、地元映像産業は一時期、停滞していた。
永川テクノロジー撮影スタジオでバーチャル撮影技術を体験する来場者。(重慶=新華社記者/王全超)
同区は19年、創業初期にあった重慶達瓦合志影像科技を雲谷・永川ビッグデータ産業パークに誘致した。同社は区政府の支援の下、デジタルコンテンツ制作技術において目覚ましい進化を続け、永川テクノロジー撮影スタジオの運営に成功。多くの人気映画のバーチャルプロダクションに携わり、名実ともに地元テクノロジー映像産業のリーディングカンパニーへと成長した。
同産業パークは、デジタル産業の基盤を生かし、リーディングカンパニーを中心に、多くの映像、ゲーム制作会社を誘致して育成し、産業チェーンを継続的に拡大。既にアリババ、テンセント、百度(バイドゥ)などデジタル経済関連企業550社余りが進出している。
同区は現在、「撮影、制作、取引、発表」の全チェーンエコシステムの整備を加速させ、科学技術革新と産業革新の融合を強めながら、中国西部テクノロジー映像都市という新たな目標へまい進している。(記者/趙宇飛、周凱、王全超)
建設中の永川テクノロジー撮影スタジオ第2期プロジェクトとその周辺。(5月21日、ドローンから、重慶=新華社記者/王全超)
永川国際エキシビション・コンベンションセンターで行われたバーチャル撮影技術の展示。(重慶=新華社記者/王全超)
永川テクノロジー撮影スタジオで行われたモーションキャプチャー技術のデモンストレーション。(重慶=新華社記者/王全超)
永川テクノロジー撮影スタジオでバーチャル撮影技術を体験する来場者。(重慶=新華社記者/王全超)