【新華社北京6月20日】中国国家禁毒委員会弁公室は19日の記者会見で、ニタゼン類を含む12種の物質を非医療用麻薬と新精神活性物質(NPS)の規制対象リストに追加したと発表した。取り締まりを強化し、薬物乱用のまん延を防ぐ。
同弁公室副主任で公安部禁毒局副局長の単葉驊(ぜん・ようか)氏は、フェンタニル類、合成カンナビノイド類に続き、ニタゼン類を含む12種のNPSを規制対象に追加したことは世界的な規制改革で、新たな薬物犯罪の抑制に重要な意義を持つとし、次のように述べた。
NPSの規制は世界各国が直面する共通の課題で、一国での解決は難しく、各国が共に努力する必要がある。厳格な薬物規制は中国政府の一貫した立場、確固とした主張であり、NPSを一括してリスト化し、規制対象を迅速に追加することは中国の薬物管理の具体的な実践となっている。われわれは国際社会と協力し、中国の解決策と知恵を提供して国際問題に積極的に対応していきたい。