18日、唐代の歌舞や生活の情景の生き生きとした展示。(上海=新華社記者/李栄)
【新華社上海6月20日】中国上海市奉賢区博物館で18日、「露華濃深―大唐生活美学展」が開幕した。生活に密着した展示で、来場者が唐代の生活の中における美意識や中国文化の魅力を体感できる内容となっている。
国内の文化施設や博物館8カ所から合計323点の文化財を展示。服飾や化粧、飲食やお香、儀礼・音楽・詩書などを通じて、唐代の多様な文化や開放的な美意識を伝えている。
18日、会場に設けられた「大唐西市」体験エリア。(上海=新華社記者/李栄)
会場には「大唐西市」体験エリアを設け、唐代の商業や貿易、経済活動の中心地であった「西市」を立体的に再現。太白酒肆(しゅし、酒を売る店)や茶仙煎茶坊、蘭台香署(こうしょ、香料や香具を管理する役所)、西市博弈(ばくえき、勝負を争う遊戯の総称)館、唐風小劇場、文創館など多彩な体験工房をそろえている。休日や祝日には当時の人物に扮(ふん)した出演者が会場を巡り、来場者と交流。唐代の詩や酒、書や茶、香や舞など多彩な文化を体験できる。(記者/李栄)
18日、「露華濃深―大唐生活美学展」の会場。(上海=新華社記者/李栄)
18日、「大唐生活美学展」で公開された「十二生肖俑」。(上海=新華社記者/李栄)
18日、表情豊かな文化財の展示品。(上海=新華社記者/李栄)