中国と中央アジアの自動車貿易 国境を越えて車を運ぶ人々
コルガス道路通関地で、通関を待つ高雲さん。（５月２９日撮影、ウルムチ＝新華社記者／王菲）
【新華社ウルムチ６月１９日】中国とカザフスタンの国境ではここ数年、税関や国境検査部門の努力により、輸送会社はさまざまな出国・通関方法を選べるようになった。自動車輸出でも、従来のキャリアカーによる輸送から、より自由度が高く、低コストの自走方式まで、通関効率は年々向上している。
１０日、コルガス道路通関地で、輸送する車を受領し、スマートフォンで出国に必要な個人情報を入力する高雲さん。（ウルムチ＝新華社記者／陳朔）
新疆ウイグル自治区のコルガス通関地は、自動車輸出で国内最大の陸上通関地で、２４時間体制で通関業務を行っている。コルガス税関によると、２０２４年に同通関地から輸出された自動車は４２万１千台と過去最高を記録した。この数字を支えているのが越境輸送ドライバーたちだ。
１１日、コルガス道路通関地で、高雲さんが輸送する車を検査する警察官。（ウルムチ＝新華社記者／陳朔）
高雲（こう・うん）さん（４０）もその一人で、中国製の新エネルギー車をコルガスからカザフスタン側の駐車場まで運転して運び、検査完了後にバスで中国側に戻る。高さんのようなドライバーは大勢おり、自動車輸出貿易は地元の雇用を促進し、中国・カザフスタン国境地帯の経済発展を促進してきた。中国製の新エネ車はコルガスからカザフスタンの各都市、さらには中央アジア諸国やその他の国・地域の都市へ運ばれている。
雨の中、輸出車両を運転し、カザフスタン側の駐車場に到着した高雲さん。（５月２３日撮影、アルマトイ＝新華社記者／李任滋）
９日、コルガスの自宅で、最初のパスポートを見せる越境輸送ドライバーの高雲さん。（ウルムチ＝新華社記者／陳朔）
１１日、コルガス道路通関地の出境検査場で、通関用の二次元コードを提示する高雲さん。（ウルムチ＝新華社記者／陳朔）
カザフスタン・アルマトイの街中を走る中国製の新エネ車。（組み合わせ写真、アルマトイ＝新華社記者／李任滋）
カザフスタン・ジャルケントの中継駐車場で、中国から輸入した車の手続き書類を確認する輸送会社の従業員。（５月２２日撮影、アルマトイ＝新華社記者／李任滋）
コルガス道路通関地で、通関を待つ車両。（５月２７日撮影、ウルムチ＝新華社記者／王菲）
１０日、コルガス新国境ゲートの前で、パスポートを手にカメラに納まる越境輸送ドライバーの高雲さん。（ウルムチ＝新華社記者／陳朔）
コルガス道路通関地で、輸出車を運転し、税関のゲートをくぐる越境輸送のドライバー。（５月２９日撮影、ウルムチ＝新華社記者／王菲）
１１日、コルガス道路通関地で、通関待ちの列を作る輸出車。（ウルムチ＝新華社記者／陳朔）
カザフスタン・ジャルケントの中継駐車場に並ぶ中国からの輸入車。（５月２２日、ドローンから、アルマトイ＝新華社記者／李任滋）
カザフスタンの通関地からジャルケントの中継駐車場に向かう中国からの輸入車。（５月２２日撮影、アルマトイ＝新華社記者／李任滋）
カザフスタン・ジャルケントのバスターミナルで、同僚ドライバーと話す高雲さん（左）。（５月２４日撮影、アルマトイ＝新華社記者／李任滋）
カザフスタン側の駐車場で、到着した中国製新エネ車を検査する検査員。（５月２３日撮影、アルマトイ＝新華社記者／李任滋）
タジキスタンの首都ドゥシャンベの街中を走る中国製の新エネ車。（組み合わせ写真、ドゥシャンベ＝新華社記者／李任滋）
