中国広東省珠海の出入境者が1億人超す

中国広東省珠海の出入境者が1億人超す

新華社 | 2025-06-18 11:17:45

港珠澳大橋のジャンクション。(1月31日、ドローンから、広州=新華社配信/黎釗徳)

 【新華社広州6月18日】中国広東省の珠海出入境辺防検査総站(出入境検査所の統括機関)は16日、珠海市にある香港・マカオ両特別行政区との境に位置する各口岸(通関地)の出入境者数が、今年は前年より22日早く1億人を超えたと発表した。

 内地と香港・マカオの人の往来は年初から一段と活発になっている。香港・マカオの住民が自家用車で広東省へ入境できる「港車北上」「澳車北上」政策のほか、内地から香港・マカオへの個人旅行が可能な都市の拡大、深圳市民が1回のビザ取得で香港・マカオに複数回入境できる「一簽多行」制度、珠海市民が週1回マカオに入境できる「一週一行」制度などが相次ぎ導入された。

 出入境時の書類提示の一部免除といった通関手続きの円滑化も後押しとなり、越境旅行や消費活動が引き続き盛況となっている。今年、珠海の各通関地を通過した香港・マカオ市民は前年同期比12%増、内地住民は14%増加した。

 また、中国が一方的に実施している外国人向けビザ免除措置の拡大を受け、広東省と香港・マカオの境にある通関地を利用する外国人旅行者も急増している。珠海出入境辺防検査総站によると、今年に入り検査を受けた外国人は88万人に達し、うちビザ免除を利用したのは79%増の17万人となった。

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