12日、イベント会場に展示された無形文化遺産の工芸品。(太原=新華社記者/陳志豪)
【新華社太原6月15日】中国山西省太原市でこのほど、「文化・自然遺産の日」(6月第2土曜日)に合わせた無形文化遺産の展示・実演イベントが開かれた。会場には舞台とマーケットが設けられ、無形文化遺産数十件を披露する場となった。
イベントは来場者が無形文化遺産の魅力を感じられるよう工夫されており、舞台に登場した華夏民俗技芸団は注目の演目「天塔舞獅」で躍動感あふれる獅子舞の技を披露した。太原市文化館による剪紙(せんし=切り紙細工)ファッションショーも伝統と現代的美意識のぶつかり合いを見せた。山西太重鼓楽芸術団は「金蛇狂舞」で迫力ある太鼓の音を響かせた。
12日、イベント会場に展示された無形文化遺産の工芸品。(太原=新華社記者/陳志豪)
マーケットでは太原の剪紙、糖画(あめ細工)、山西省様式の「晋作木彫」など二十数種類の伝統工芸が実演された。また同省の老舗ブランド「乾和祥」のジャスミン茶や、明末清初の思想家で書道家、医学者でもあった太原出身の傅山(ふ・ざん)秘伝の煮込み肉、「炉食」と呼ばれる太原名物の焼き菓子など、無形文化遺産に指定された美食の香りが漂った。伝統医療に関する講義も行われ、来場者に養生の知恵を伝えた。
イベントは多くの無形文化遺産に発表の場を提供するとともに、来場者が優れた伝統文化に触れる機会にもなった。(記者/陳志豪)
12日、無形文化遺産の展示・実演会場。(太原=新華社記者/陳志豪)
12日、イベント会場に展示された無形文化遺産の工芸品。(太原=新華社記者/陳志豪)
12日、イベント会場で披露された無形文化遺産の獅子舞。(太原=新華社記者/陳志豪)
12日、イベント会場で無形文化遺産の針灸を体験する観光客。(太原=新華社記者/陳志豪)
12日、イベント会場で披露された無形文化遺産の剪紙。(太原=新華社記者/陳志豪)
12日、イベント会場に展示された無形文化遺産の工芸品。(太原=新華社記者/陳志豪)
12日、イベント会場で披露された無形文化遺産の「傅山拳法剣法」。(太原=新華社記者/陳志豪)
12日、イベント会場に展示された無形文化遺産の工芸品。(太原=新華社記者/陳志豪)