12日、シャンシャンの縫いぐるみを持って誕生日を祝うファン。(雅安=新華社配信/周孟棋)
【新華社雅安6月15日】上野動物園で生まれ、2023年に中国に返還されたパンダの「シャンシャン(香香)」が12日、中国四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地で8歳の誕生日を迎えた。日本から旅行代理店やパンダ保護協会の関係者、写真家、インフルエンサーら100人以上が祝福に駆け付け、「パンダの故郷」雅安の魅力を体感した。
旅行代理店関係者とシャンシャンのファンらは12日早朝、パンダ基地に到着。竹を食べるシャンシャンの愛らしい様子を前に、次々とカメラを構えていた。パンダ写真家の高氏貴博さんは持参した高性能カメラで近距離から熱心に撮影し、写真を周囲の人に披露していた。
12日、四川省の文化や観光資源を紹介するパンフレットを読む日本人観光客。(雅安=新華社配信)
今回のイベントは、中国駐東京観光代表処、中国駐大阪観光代表処、四川省文化・観光庁が共同で主催した。雅安市はJTBやHISなど日本の大手旅行会社に対し「シャンシャンに会いに雅安へ」「パンダのルーツを探る」「パンダの知識を深める」「パンダの足跡をたどる」など特色ある観光ルートを提案し、国家級無形文化遺産に指定されている陶器文化「滎経黒砂」や漢姜古城に残る三国時代の歴史文化などを紹介し、参加者の大きな関心を集めた。
駐大阪観光代表処の嶋田智沙恵さんは「中国のビザ免除政策が実施され、大阪から成都への直行便もあることから、雅安はより訪問しやすくなった。ここ数年は日本から四川省を訪れる観光客も増え、雅安でパンダを見て、茶文化に触れている」と語った。
12日、雅安碧峰峡基地で暮らすシャンシャン。(雅安=新華社配信/周孟棋)
12日、タケノコを食べるシャンシャン。(雅安=新華社配信/周孟棋)
12日、一緒に写真に納まる写真家やシャンシャンのファンら。(雅安=新華社配信/廖欣)
12日、雅安碧峰峡基地で暮らすシャンシャン。(雅安=新華社配信)
12日、シャンシャンを撮影する人々。(雅安=新華社配信/周孟棋)
12日、写真家の周孟棋(しゅう・もうき)さん(左)と高氏貴博さん。(雅安=新華社配信/周欣)
12日、シャンシャンの誕生日を祝う人々。(雅安=新華社配信)