9日、中鉄二十三局集団が建設を請け負ったグルジアの重要港湾であるポチ港の複合一貫輸送コンテナヤード。(ドローンから、ポチ=新華社配信)
【新華社バクー6月12日】中国交通インフラ建設大手、中国鉄建傘下の中鉄二十三局集団が建設を請け負ったグルジアの重要港湾であるポチ港の複合一貫輸送コンテナヤードが9日、本格稼働した。このプロジェクトは現地に300人以上の雇用を創出し、物流、貿易などの発展を促進する見通しとなる。
コンテナヤードは同港の中心部に位置し、敷地面積は7・8ヘクタール。コンテナ保管場所のほか、冷蔵コンテナ専用エリア、専用線路、税関検査場、消防施設なども併設された。コンテナの年間取扱能力は8万TEU(20フィートコンテナ換算)で、カスピ海横断国際輸送ルート(TITR=中国からカザフスタン、カスピ海を経て、アゼルバイジャン、グルジアに至り、トルコや欧州に通じるルート)の増加し続ける貨物輸送需要に対応可能という。
プロジェクトは、グルジア、カザフスタン、アゼルバイジャン、中国の企業が共同で参画し、中国チームが建設を請け負っていた。