新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース（６／１０）

   【新華社北京６月１１日】新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース、６月１０日のニュースをお届けします。

   １．中国の対アフリカ貿易額、１～５月は過去最高更新

   中国税関総署が９日に発表した１～５月の対アフリカ貿易額は前年同期比１２・４％増の９６３２億１千万元で、同期として過去最高を更新し、中国貿易総額の５・４％を占めました。うち輸出は２０・２％増の５９９５億７千万元、輸入は１・６％増の３６３６億４千万元でした。

   ２．湖南省で放流活動　７１０万匹を湘江へ

   中国湖南省長沙市の橘子洲公園で９日、水生生物の繁殖・放流活動が行われ、約７１０万匹の魚が湘江に放されました。放流活動は水生生物資源の回復を図り、環境を向上させ、生物の保護と生態系保全を促進し、グリーン（環境配慮型）発展の意識を醸成することを目的としています。

   ３．リニューアル版大型舞台劇「千手千眼」今年初上演　甘粛省敦煌市

   中国甘粛省敦煌市で８日、リニューアルされた大型舞台劇「千手千眼」が今年初めて上演されました。作品は中国障害者芸術団の音楽舞踊詩「私の夢」を基に、莫高窟第３窟から着想を得て作られました。

   ４．救助されたシワハイルカ、海に戻る　海南省三亜市

   中国海南省三亜市で８日、４月に救助されたシワハイルカの「陽陽（ヤンヤン）」が海に放されました。このシワハイルカは４月２４日、同市亜竜湾の青梅港に打ち上げられているところを発見され、多方面の協力により救助されました。その後、生物保育センターで専門的な治療とケアを受けていました。１カ月以上にわたり手厚い保護を受けたヤンヤンは元気になり、このほど野生復帰の準備が整いました。専門家グループによる協議の結果、ヤンヤンは生息に適した海域へと移送され、放流されました。今回の放流は、三亜の鯨類（げいるい）救助ネットワークが絶えず整備されていることを示しており、今後の海洋生物保護活動に貴重な経験が蓄積されました。

   ５．ブランド米「瓊山福稲」収穫始まる　海南省海口市

   中国海南省海口市瓊山区で高品質のブランド米「瓊山福稲」が実り、農家の人々が晴れた日に収穫作業にいそしんでいます。地元ではここ数年、選別と種子購入、管理、サービス、買い上げを統一的に実施し、瓊山福稲の関連産業を発展させてきました。耕作放棄地の再生や農産物ブランドの確立を実現し、生産者の収入増や農村振興につなげています。

   以上、「新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。