「文明間対話の国際デー」は真の多国間主義を発揚　中国外交部

１０日、記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。（北京＝新華社配信）

　【新華社北京６月１０日】中国などの提案により２０２４年に制定された国連「文明間対話の国際デー」の初めての実施日となった１０日、中国外交部の林剣（りん・けん）報道官は同日の記者会見で、「文明間対話の国際デー」の設立は真の多国間主義と全人類共通の価値を発揚したと表明した。

　林報道官は次のように述べた。第７８回国連総会は１年前、中国と８０以上の国が共同で提出した決議案を全会一致で採択し、毎年６月１０日を「文明間対話の国際デー」とした。これは、習近平（しゅう・きんぺい）国家主席が提唱したグローバル文明イニシアチブを積極的に実行し、異なる文明間の平等な交流と対話を推し進め、世界の平和と発展を促すために中国が果たした重要な貢献である。

　「文明間対話の国際デー」の設立は、文明間の対話を推進し、人類の進歩を促進する各国人民の普遍的な願望に応え、真の多国間主義と全人類共通の価値を発揚した。中国は引き続き、グローバル文明イニシアチブを指針とし、国際社会と共に「文明間対話の国際デー」が持つ重要なプラットフォームとしての役割を発揮させ、文明の平等を守り、文明の交流を実践し、文明の進歩を促進し、人類運命共同体を共同で構築していく。