中国航空発動機集団、ＡＥＳ１００エンジンの生産許可取得
５日、中国航空発動機集団が湖南省株洲市で開いた開発事業総括会に展示された「ＡＥＳ１００」。（長沙＝新華社記者／陳思汗）
【新華社長沙６月９日】中国の国有航空エンジンメーカー、中国航空発動機集団はこのほど、独自開発した民間機用ターボシャフトエンジン「ＡＥＳ１００」が生産許可を取得し、販売契約を締結したと発表した。ＡＥＳ１００は設計開発から量産の段階に移行し、今後の市場投入や低空域設備の発展に向けた強固な基礎を築いた。
同社関係者によると、ＡＥＳ１００は国際的な耐空性基準に準拠して自主開発された中国初の先進的な千キロワット級民間機用ターボシャフトエンジンで、着氷や豪雨、強い電磁気環境など複雑な条件下でも安定して作動する。高い安全性と優れた経済性、メンテナンス性、幅広い環境適応性などを備え、エネルギー効率や寿命などの主要指標も良好で、世界の先進水準に達している。
５～６トン級の双発ヘリや３～４トン級の単発ヘリのほか、ティルトローター機などにも搭載でき、輸送や観光、パトロール、警察、救助などの活動に用いられる。（記者／蘇暁洲、宋晨）
中国航空発動機集団が開発した民間機用ターボシャフトエンジン「ＡＥＳ１００」。（資料写真、長沙＝新華社配信）
中国航空発動機集団が開発した民間機用ターボシャフトエンジン「ＡＥＳ１００」。（資料写真、長沙＝新華社配信）
５日、中国航空発動機集団が湖南省株洲市で開いた開発事業総括会に展示された「ＡＥＳ１００」。（長沙＝新華社記者／陳思汗）
５日、中国航空発動機集団が湖南省株洲市で開いた開発事業総括会で行われた「ＡＥＳ１００」の生産許可証授与・契約調印式。（長沙＝新華社記者／陳思汗）
５日、中国航空発動機集団が湖南省株洲市で開いた開発事業総括会で行われた「ＡＥＳ１００」生産許可証の授与式。（長沙＝新華社記者／陳思汗）
５日、中国航空発動機集団が湖南省株洲市で開いた開発事業総括会で行われた「ＡＥＳ１００」の販売・リース契約調印式。（長沙＝新華社記者／陳思汗）
