EUフィリピン外交会談で「中国に関する誤った発言」 在比中国大使館

EUフィリピン外交会談で「中国に関する誤った発言」 在比中国大使館

新華社 | 2025-06-06 14:04:00

 【新華社マニラ6月6日】在フィリピン中国大使館の報道官は5日、欧州連合(EU)とフィリピンの外交会談で中国に関する誤った発言があったとし、EUは南中国海の係争当事者ではなく、中国・フィリピン間の南中国海に関する意見の相違に干渉する権利や中国の正当な海洋権益維持行動を非難する権利はないと表明し、EUが中国の南中国海に対する領土主権と海洋権益を確実に尊重し、問題を引き起こすのをやめるよう促すと述べた。

 報道官は次のように述べた。中国の南中国海における主権と権益は長年の歴史的実践の中で形成され、十分な歴史的、法的根拠があり、国連憲章を含む国際法に合致している。中国・フィリピン間の南中国海を巡る意見の相違の本質は領土主権の係争で、領土主権問題は「国連海洋法条約」の適用範囲を超えている。南中国海仲裁で臨時仲裁裁判所は「国家の同意」の原則に違反しており、判決は違法、無効で、拘束力を持たない。中国は判決を受け入れず、承認せず、判決に基づくいかなる主張や行動も受け入れない。

 現在、南中国海情勢は全体的に安定し、航行と上空飛行の自由が問題になったことはない。南中国海の一部海域での緊張は中国によって引き起こされたものではない。中国はいかなる一方的な権利侵害や挑発にも断固反対し、法規に基づき領土主権と海洋権益を守っている。

 フィリピンに対し、中国との南中国海係争の解決を外部勢力に頼ることを夢想せず、対話と協議を通じて相違点を管理する正しい軌道に戻るよう勧告する。

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