【ＡＩ壁紙】二十四節気「芒種」

　【新華社北京６月５日】芒種（ぼうしゅ）は二十四節気の９番目で、本格的な夏の始まりを告げる節気。田んぼではカマキリが繭からふ化し、太陽の下で細長い前脚を振り上げ、新たな生命の輪廻を告げる。木の枝に止まったモズが澄んださえずりを響かせ、夏の朝に生気を添える。一方、美声で鳴き続けていたクロウタドリは、いつしか声を潜め、天地万物の成長に耳を傾けているかのよう。

　この時期は麦が色づき、田植えも始まり、農作業が最も忙しい。風に揺れる麦畑の波間に、夏の足音がいよいよ力強く響いてくる。