第3回中国・アフリカ経済貿易博覧会の会場で開かれた「中国とアフリカによる質の高い『一帯一路』共同建設成果展」。(6月29日撮影、長沙=新華社記者/陳曄華)
【新華社長沙6月5日】中国湖南省長沙市で12日から4日間、第4回中国・アフリカ経済貿易博覧会が開かれる。同省政府新聞(報道)弁公室は3日、博覧会について、48のアフリカ諸国と九つの国際機関、国内27省・自治区・直轄市および4700以上の双方の企業、業界団体、金融機関などから2万8千人を超える参加申し込みがあったと明らかにした。会期中には、18の対外援助研修コースで学ぶアフリカの研修生も会場を見学に訪れる。
博覧会は中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)で打ち出された経済・貿易措置を実施するための重要なプラットフォームとして、今回は中国・アフリカの「十大パートナーシップ行動」の実施を中心に据え、中国・アフリカ産業チェーン協力、グリーン(環境配慮型)鉱業、インフラ整備、伝統医薬、文化産業貿易、若者のイノベーション・起業など、幅広いテーマと協力分野を網羅する30件の各種経済・貿易関連イベントを実施する。
中国・アフリカ経済貿易博覧会は2019年からこれまでに3回開催され、豊かな成果を上げてきた。データによると、過去3回の博覧会では、各方面で契約金額533億2千万ドル(1ドル=約143円)に上る計336件の協力プロジェクトが締結され、契約調印プロジェクトの実施率は83%に達している。また、「中国・アフリカ経済・貿易関係報告」「中国・アフリカ貿易指数」などの成果も発表され、中国・アフリカ経済・貿易協力の勢いが感じ取れる場となっている。(記者/張玉潔、王騰)