【新華社西安6月4日】中国陝西省楡林市では、黄土高原の木々が新緑に覆われ、同市横山区を流れる無定河が青く波立つ初夏が到来した。訪れた人々は同省北部の名物料理を味わい、砂漠の風景を眺めながら清涼な空気を堪能している。
「羊雑碎(羊の頭やひづめ、内臓などの煮込み)」「拼三鮮(豚・羊・鶏の3種の肉のスープ)」「包頭肉(豚の頭や皮の煮込み)」「黄饃饃(キビ粉の蒸しパン)」などの料理一つ一つに、地域の人々のおもてなしの心がこもっている。
同市が管轄する県級市の神木市にあり「砂漠の中の大海」と呼ばれる淡水湖「紅鹼淖(ホンジェンノル)」や中国で最も美しい波が立つという楡林市南西部にある靖辺県の竜洲峡谷、同市楡陽区の麻黄梁黄土地質公園は写真愛好家の新たな人気スポットとなっている。(記者/都紅剛)