「日本は歴史を反省し、平和的発展の道を」 石破首相発言で中国外交部

「日本は歴史を反省し、平和的発展の道を」 石破首相発言で中国外交部

新華社 | 2025-06-04 20:42:00

中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京6月4日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は4日の記者会見で、石破茂首相が5月末に開かれた第30回「アジアの未来」フォーラムで、歴史を反省し、戦争の過ちを繰り返さないと発言したとの質問に対し、日本が歴史の罪責を深く反省し、平和的発展の道を堅持することを望むと表明した。

 林氏は次のように述べた。石破首相は2024年11月、ペルーのリマで習近平(しゅう・きんぺい)国家主席と会談した際、日本は「歴史を直視して、未来に目を向ける」精神を堅持し、平和的発展の道をゆるぎなく歩むと述べた。われわれは、石破首相が今回さらに、日本は歴史を反省し、歴史の教訓を忘れず、戦争の過ちを繰り返さないと述べたことを重視する。

 正しい態度で歴史を認識するとともに向き合い、実際の行動によって侵略戦争に対する反省と謝罪を体現することは、日本が戦後の国際社会に復帰する上での重要な前提であり、中日関係の政治的基礎、日本と近隣諸国との関係、日本の国際的イメージに関わる。

 今年は中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利80周年に当たり、日本は再び歴史の問い、道義の問いに直面している。過去の出来事は明らかであり、後世の人々への戒めとなる。中日間の四つの政治文書は「歴史を鑑とし、未来に向かう」重要な政治原則を確立しており、日本側はこれまでに厳粛な政治的約束を行っている。われわれは、日本が歴史の罪責を深く反省し、歴史の教訓を真剣に汲み取り、歴史や人民、未来に対して責任を負う姿勢で、侵略の歴史を美化、隠蔽するあらゆる行為から徹底的に決別し、平和的発展の道を堅持し、実際の行動によってアジアの隣国と国際社会の信頼を得ることを希望する。

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